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テストマーケティングの手法・考え方

- カテゴリ :テストマーケティング
テストマーケティングの手法・考え方
新商品を販売する際には、さまざまな戦略が取られます。
中でも、本格販売の前に、予め地域や期間などを限定して試験販売を行う戦略を「テストマーケティング」と言います。
テストマーケティングには、さらに細かく以下の手法があります。
ホームユーステスト
略称はHUT。別名をモニター調査とも呼ぶ手法です。
実際に製品やサンプルを家庭で使用してもらい、その使い心地や感想などの評価を集めます。
特に食品や化粧品など、生活に密着した食品のマーケティングに向いているとも言われています。
会場テスト
会場調査、ホールテスト、あるいは英語でCLT(Central Location Test)とも呼ばれます。
調査対象者を指定した会場に集めて、商品についての感想をヒアリングしていく手法です。
対象者の集め方によって、会場の周りにいた人に声をかけて参加してもらうストリートキャッチと、告知をかけるなど事前に対象者を決めて会場へ集まってもらうプレリクルートという方法とに細分化されます。
ホームユーステストと違い、まだ製作途中の商品や、配布ができない商品に対しても適用できるというメリットがあります。
また、テスト実施のために、環境などの条件を揃える必要がある場合、設定が容易であるという点も長所です。
エリアを絞って行うテストマーケティング
大々的に展開する前に、一定のエリアへ絞ってテストマーケティングが行われることもあります。
一部エリアへ先行発売することで、予測以下の結果となった際に、撤退が容易にできるというメリットがあります。
特に全国展開を行う予定の商品については、全国市場に近い傾向が見られ、また物流の面でも潤っていることから、静岡県が選ばれることが多いです。
以上、いくつか挙げてきましたが、そもそもテストマーケティングの目的は、評価を集めることで、リスクを避け、効果的な生産や販売ができるようになることです。
テストマーケティングの手法にもそれぞれ特性がありますので、新商品を販売する上で、どのようなリスクを避け、何の情報が必要なのかを確認した上で、適切なマーケティングを行うようにしていきましょう。
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